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02
2017

均一な状態へ, ガビチョウ / Put back the time, Chinese Hwamei

CATEGORYガビチョウ
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ガビチョウ  (Garrulax canorus)  Chinese Hwamei  141115  Ibaraki-pref Japan

 現在外来種問題は日本国内に限らず、全世界で解決すべき課題としてあげられています。外来種問題は鳥類に限った話ではありませんが、細菌やウイルス, 植物の種子を一切他国に持ち出さない・持ち込ませないというのは交通網が発展した現在不可能に近いでしょう。
日本国内に現在生息する、代表的な外来種といえばガビチョウが挙げられます。ガビチョウは本来中国東部に生息する鳥類であり、日本はおろか台湾や朝鮮半島にも生息していません(IUCN_マップ)。
なお台湾においては同属のタイワンガビチョウが生息していますが、外来種の移入や環境破壊によってその生息個体数は危機的な状況にあるとか。去年訪れた際も存在を確認できたのは数個体のみでした。

 The problems of invasive species are recognized by not only scientists but also public around the world. The representative avian invasive species in Japan is Chinese Hwamei. Chinese Hwamei distributes in E China(IUCN_map). It introduced to Japan and Taiwan.
Hwamei species doesn't distribute in Japan, However Taiwan Hwamei Leucodioptron taewanum distributes in Taiwan. The number of Taiwan Hwamei was recently decreased because of environmental destruction and probably compete with Chinese Hwamei.
Last year I visited Taiwan. At that time, I watched only one individual and heard the songs of a few individuals.

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ガビチョウ  (Garrulax canorus)  Chinese Hwamei  141115  Ibaraki-pref Japan

 今後更に地球上の生物多様性保全がいかに重要であるか認識されれば、ガビチョウが国内から一掃される日もくるかもしれません(他人事ではいけないのですが)。
日本での居住時間が在来種に比べ数万年短い本種の観察は残念ながら非常に面白く、椅子さえあれば1時間以上飽きずに観察できることでしょう。僕が特に興味がある点は、中国本土のガビチョウと日本のガビチョウとで振る舞いがいかに異なるかという点にあります。
外来種は、移入先での振る舞いと原産地での振る舞いとが異なることが知られています。何故なら、原産地ではこれまで数万年 共に抑圧しあいながら進化してきた生態学的なライバルが存在する一方、移入地ではそれらの種が不在であるためノビノビと生活できることによります。
中国南東部はガビチョウの仲間がひしめく、ガビチョウにとっても激戦区といっていいような場所。中国でガビチョウは、ブッシュの下層以外利用できていない なんてことがあるかもしれません(笑)

 サイエンスライターのエリザベス・コルバートの解釈「長い時間をかけて種分化が起こった地球上の生物相を、現在人間は均一な状態に戻している」は非常に印象的です。つまり、これまで日本, 北アメリカ, ユーラシア大陸東部などそれぞれの地で、それぞれの進化の歴史を経て現在の生物相が形成されてきました。よって僕たち日本人が海を渡れば見たことのない鳥達に囲まれることができる訳です。しかし人為的移入により、現在進行形で地球上の生物の分布が"均一な状態" に向かっている。そう警鐘を鳴らすコルバートの主張が、より多くの人の耳に入り理解されることを願っています。

 The evolutional history of Chinese Hwamei is different from the Japanese avian species. So the behaviors of it are interesting for me. The thing I wanna know most is the ecological differences of this species between Japan and China. It is known that the invasive species exhibits ecological differences between the introduced places and the origin. Why? It's simple because there are no competitive species in introduced places! I wrote former no Hwamei like species distributes in Japan. However, a lot of such species distributes in E China. So I hope to see the behavior of this species in origin place.

 The interpretation by Elizabeth Kolbert published The Sixth Extinction was impressive. Her interpretation described that human put back the time and the biota throughout the world becomes similar contrary to the radiation. The evolutional history of wildlife in Japan, China, North America and so on are difference. So we can watch the impressive birds, insects and mammals when we visit other countries. The introduction of organisms break the biological community, evolutional history and the impression of birding! I hope you to have the interest for such problems.

*reference
Elizabeth Kolbert(2015) The sixth extinction - (和訳本) 6度目の大絶滅
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