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24
2015

基準と判断 モズ

CATEGORYモズ
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モズ成鳥♀  (Lanius bucephalus)  Bull-headed shrike  150218  Chiba

2月末茨城県北ではまだ個体ごとに縄張りを維持している中、埼玉県では既につがいが複数。
日長は大して違いは無いと思うのでこの場合は気温が繁殖への衝動に効いてきているのでしょう。
モズLanius属に属する種、即ちShirikeと名のつく種は全世界に分布。
そのLanius属の大部分の種やその他のヤブモズ科であったりの多くはアフリカ大陸に分布しています。
またそのアフリカ大陸に生息しているのはその土地に定住、いわゆる留鳥。一部がヨーロッパ方面へと渡りを行ないます。

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モズ成鳥♀  (Lanius bucephalus)  Bull-headed shrike  150218  Chiba

極東の日本周辺に分布するモズ。モズの雌の特徴として挙げられるのは淡色の過眼線だったり腹の波状斑だったり。
しかしもう少し詳しくなると知識として嫌顔でも入ってくるのが、"雌の初列風切基部には白斑が無い"という情報です。
ちなみに図鑑では雄の白斑について触れるけれど雌には触れないなどのものも。
この写真を見れば分かると思いますが、"雌の初列風切基部には白斑が無い"というのは誤りです。
正しくは初列風切基部にある白斑は無いまたは雄に比べて小さいため初列雨覆で隠れてしまう というところでしょうか。
手元に今鳥の羽根図鑑(原寸大のものがあれば羽の疑問はだいたい解決します)が無いのでちょっと信用性には欠けますが、たぶんこういう言い方で大丈夫でしょう。
このような白斑あり雌は少ないだけで注意して見れば見つかります。

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モズ成鳥♀  (Lanius bucephalus)  Bull-headed shrike  150218  Chiba

いつどこでみても可愛いモズ。大好きな種です。
今回の齢は羽から。嘴基部の淡色は齢識別には使えません(と思います。使えると仰っている方もいるようです)。
モズは性的二型が発達している種です。そんなモズでさえ上記の白斑など雌の形質として決定打と思われるようなものでさえ雄との類似点が見られます。
ともなると例えばモウコアカモズの分布域東部の亜種は雌雄差が少ないですから、性識別は慎重に行なうべきです。
日本で比較的見られるアカモズでさえそれは同様。アカモズの写真は物凄い溜まっているので更新したいのですが、以前コムシクイを更新したときよりも写真が多いのでどう考えても更新で疲れます。
というわけでもう2年近く後回しになっている訳ですね。来年の春頃には更新したいところ(笑)

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モズ成鳥♀  (Lanius bucephalus)  Bull-headed shrike  150218  Chiba

背面。上を向いてなにやら注視。
なおモズは植物質を食べないと思われがちですが普通に食べます。しかし植物食の餌生物を食べる訳ですから、その餌生物を食べる事で繊維質は補給できるので食べないと人間のように死ぬ訳ではないでしょう。
人間もニワトリを丸呑みにできれば、大航海時代のビタミン不足で出血して死ぬ事例は減少したのかもしれませんね。
ええっ!といい反応を貰えるまめ知識(詳しい方なら知っているので間違っても使えませんが)は、嘴。
嘴先端の突起がありますがこれは骨格標本にした場合消え、いかにもスズメ目な標本へとモズはなってしまいます。確か角質、ヒトの爪と同じ様に死細胞でできています。
同様のことはあの物凄く鋭いオオワシの足指の爪についても言えます。ぜひ気になる方は調べてみてください。

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モズ成鳥♂  (Lanius bucephalus)  Bull-headed shrike  150316  Chiba

さて今回の更新ではどちらかというとこの個体を自慢したいというのがメイン。
今季千葉で過去一番サブソングが上手い個体に出会いました。この個体のサブソングバリエーションは
ヒヨドリ, ウグイス(s), ツバメ, センダイムシクイ(s), アカハラ(s), オオヨシキリ(s), ベニマシコ(c), アオジ(s), ハクセキレイ(s), セグロセキレイ(c), エゾセンニュウ?(s), オオルリ?(s), マミジロ???(s)の13種。
これらを3分ほどに分けて混ぜつつさえずり。
マミジロっぽい声は他種の間のつなぎに使用。大型ツグミのさえずりの一部に感じない事もないのでハテナは多めです。
モズのサブソングは成長後まで周辺環境に影響を受けるものと思いますが、この個体の場合夏季標高1000m前後の森林に生息または周辺部で繁殖した、あるいはそのような環境で育ったということが想像できます。
エゾセンニュウっぽい声が入っていたので北海道へ渡ったことがあるのでしょうか。
仮にそうだった場合1000km程の渡りを行なったことになりますね。この個体がこの冬占めた場所は前年は雌が占めていました。一昨年は不明。

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モズ成鳥♂  (Lanius bucephalus)  Bull-headed shrike  150316  Chiba

これだけ魅力的そうな声を持っているこの個体の隣接しているなわばりの占める個体は雄2個体。
なんて勿体ないんでしょう!!ヒトだと男子校にいっているイケメンだけど残念タイプでしょうか、でもセンスありそうだから縄張りの縛りがなければ遊んでそうですね〜(笑)
昨日の更新で述べた精密検査の結果は良好、しかし今日早朝に激痛にみまわれ緊急外来を受診。
美人な先生に暗所でエコーを当てられ痛み止めを貰い、重篤でもないとのこと。悪い事ばかりに見えますがまあ多少の救いはありました。
明日は5日ぶりに鳥見へ。5日間安静にだったので鍛えてきた体幹が残念になってそうなのと、眼が調子悪そうです。
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