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18
2015

寒流が育む冠 エトロフウミスズメ

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エトロフウミスズメ成鳥  (Aetbia cristatella)  Crested Auklet  150218  Hokkaido

今日の海は低気圧がまだ太平洋上にあるため荒れ模様、兎は跳ねませんがうねりが強いのは目でみて分かります。
そんななか今日のクルーズ船は出航、はじめ30分はほぼ空。数個体目に船のはるか先を腹が黒い小型海鳥が飛びます。双眼鏡でみて確信、その約10分後波間から顔をのぞかせるのは...エトロフウミスズメ!

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エトロフウミスズメ成鳥  (Aetbia cristatella)  Crested Auklet  150218  Hokkaido

背面はかなり黒色味が強く、黒褐色というよりはずっと黒色という表現のほうがあっているでしょう。
また冠羽ももさもさ。繁殖羽への換羽が進んでいるのでしょう、もうあと10日もすれば3月ですしね。
虹彩は淡色、目の後ろに伸びる白色帯は筆で書いた様で美しいですね。
陸からみてエトロフの中のシラヒゲを探せるくらい個体数がいると思っていましたが、陸からではエトロフは全く確認できていません。沖にでると結構な数が群れているのでしょう。

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エトロフウミスズメ成鳥  (Aetbia cristatella)  Crested Auklet  150218  Hokkaido

JAPとかJALとか書かれたセロハンがお尻に巻き付いているように見えますが、波です(笑)
撮って確認したときに双眼鏡でみててセロハンにも気づかなかったのか俺は...と少しギョッとしました。
冠羽は風にひらひらなびきます。剥製で見る限りだと羽軸は中型ツグミでいうところの中雨覆とかそのくらいの太さに見えました。
あまり太くない割に、上を向くんですからすごいですね、触ってみたいところです。

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エトロフウミスズメ成鳥  (Aetbia cristatella)  Crested Auklet  150218  Hokkaido

今日ウミスズメ類がいた場所は波やうねりが比較的落ち着いているエリアでした。
海におけるハビタットを考える際、陸上で生活するヒト目線だとだだっぴろい水しかない の様なイメージをしがち。
また想像してもなかなか例が浮かばないですね。ヒトの目で見えるものでいうと、潮目、気水域などはハビタットとして挙げられるようです。
今回は海中のうねりや水の速さが今回鳥達が採食場所を選ぶ際の要因となったのでしょう。
潜水する小型海鳥の中でも小さいウミスズメ類にとっては流れについてはかなり大問題でしょうね。
ちなみに、底で採食する型の鳥達はこの荒れ模様でもウミスズメ類ほど環境を絞ってはいないようでした。
すぐに変化してしまうこの水の流れであったりがハビタットとして適しているのか と少し疑問に思いましたが、考えてみれば陸上のハビタットももう少し長いスパンでですが確実に変化しているものです。
採食物などの話はまた別の時にでも書こう(なおかつ意見をいただけたら)なんて思っています。
また採食の際の個体間の関係みたいなのが一番見たかったのですが、波がとにかく強く双眼鏡は潮で曇るし、カメラには鳥が写らないしでそれどころではありませんでした(笑)

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エトロフウミスズメ一齢  (Aetbia cristatella)  Crested Auklet  150218  Hokkaido

今日の航路ではエトロフウミスズメは2個体観察できました。
もう1個体は一齢、全体的にもふもふ度は成鳥に比べると低め。また褐色味も強いです。
冠羽は短く、目の後ろの白色帯も短いのがよくわかります。1回の航路で2羽でてその齢が違うのなんてほんとにラッキーでした。。。
今回はウミバト2亜種が並びました、一番の興奮はそのウミバト2亜種並びとエトロフ初対面だったでしょうか(笑) ウミバトはまた後で。

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エトロフウミスズメ一齢  (Aetbia cristatella)  Crested Auklet  150218  Hokkaido

あまり船から躍起になって逃げないという印象でした。あまりに可愛いのでその瞬間は船の揺れも忘れ...。
寒流の育む豊かな水産資源 宿で散々僕もお世話になっていますが、海鳥をみるとその圧倒的な資源量が目に映るよう。
現に潜水型の海鳥の数は本州沖の比ではなく、より大型の魚類を採食するアイサ類 海底の餌生物を利用するヒメウなどの個体数がとにかく凄い。
銚子や地元日立港と比較すると、港に落ちているヒトデ等の数も全くちがいます。北海道では地引き網で、本州は遠洋漁業だったりするのかもしれませんが、それでも環境をぼんやり捉えることはできますね。
今晩はヒメウの気持ちになって、宿で美味しくウニやホタテをいただきました。寒さはヒメウと違うかな...!!
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