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29
2017

BIRDER誌連載と掲載号

CATEGORY雑誌・論文
お久しぶりです。前回のブログ変更のお知らせに追記した通りFC2での更新を再開することにしました。
今回の記事では、今年度よりBIRDER誌で連載をさせていただいている記事についてお知らせ致します。
雑誌の中ほどに掲載中のコーナーである「Nerd birds 鳥見学への誘い」にて友人達と連載をしています。なお友人達には助けられっぱなしであり、校正等本当にお世話になっているとしか言いようがないです。
そんな連載Nerdbirdsにおける、僕の担当会は以下です。

month5.jpg 
2017年5月号-トラツグミが踊る理由を探る(画像はAmazon.comより転載)
トラツグミが行う、ダンスのようにみえる不思議な行動について考察しました。
主に使用されている画像・動画等は2014年の記事で紹介した内容になります。

month11.jpg 
●2017年11月号-形態とソリハシセイタカシギ(画像はAmazon.comより転載)
ソリハシセイタカシギの持つ不思議な形態と、その意義について、近縁種との比較を交えて考察しました。
 
2018年3月号-日本と台湾の亜高山帯小型ツグミ【18年3月発売!】
日本と台湾の高山帯に成立する小型ツグミ群集と、そのパターンについて考察しました。
なお登場するアリサンヒタキについては2016年の記事に詳細を述べています。
この号で連載1年となります。ぜひ今後とも宜しくお願い致します。

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18
2017

お知らせ, Information

CATEGORY風景
IMG_3707.jpg

ブログをお引越しします!引き続きご愛読いただければ幸いです。
以下より新しいブログにアクセス下さい↓
The Japanese Naturalist

171229 追記
ブログですが、上記wordpressブログでサーバー料払いながら更新は完全に苦痛だったので、今後またFC2に記事を更新します。
今後は鳥類種に関してというよりは、現在専門であり興味がある生態学寄りの記事が増えると思うのと、
アドセンスによる広告を付加しようと考えています(書くためのモチベーションとして)。
また英語での記事作成は止めにして、日本語でのみの記事作成にしようかと考えています。
11
2017

太古, チョウショウバト / Ancient times, Zebra dove

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チョウショウバト  (Geopelia striata)  Zebra dove  160329  Pen Malaysia

 国内で観察できる最も小型のハトはベニバト(23cm)であり、南西諸島で見る機会があるでしょう。しかし更に低緯度、マレーシアにはより小型の種が生息しています。
今回のテーマであるチョウショウバトの全長は小さい個体で20cm。数値こそ3cmしか違いませんが、体型がほっそりしているため驚くほど小さく見える極小サイズのハトです。
熱帯雨林周辺の居住地や耕作地に生息しているハトであり、日本でいうキジバトのような位置合いの本種。採餌は地面で行っていましたが、日本に生息するハト類よりも活発に飛び回る印象を受けました。

 Today I will write about the phylogeny of Zebra dove. I watched it at Malaysia last year.
Anyway, the smallest dove distributes in Japan is Red turtle dove, the body length is 23cm. In the lower latitude lands, we can watch a dove species that body length is 20cm ; Zebra dove. The difference of body length of Red turtle dove and Zebra dove is only 3cm. However, Zebra dove is more slim than Red turtle so Zebra doves are looked so small.
 This species lives in open habitats around the rainforests. They forages with walking and pecking so the behaviors of them are similar to the ones of Eastern turtle doves the commonest dove in Japan.

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チョウショウバト  (Geopelia striata)  Zebra dove  160329  Pen Malaysia

 チョウショウバトも写真の感じで休息をとります。キジバトだとあまり見ない気がしますが、ドバトも行う休憩の仕方です。
さて、ハトの仲間は系統的に見て3つのグループに分けられます。なお系統的なグループを「クレード」と呼びます(難しい定義は置いときます)。3つのクレードごとにどんな種が含まれるのでしょうか?
やや難しい話になりますが、国内で普通に観察されるキジバトや先に述べたベニバトはキジバト属Streptopeliaに属します。一方でチョウショウバトはチョウショウバト属Geopeliaに属します。
これだけではよく分からないため、国内で観察されるドバトの野生種であるカワラバト、普通に繁殖しているアオバトの系統的な情報を追加してみます。
クレード1には、キジバトやドバトなどキジバト属を含む如何にもハトらしい種が含まれます。クレード2には、アメリカ大陸に生息するスズメバトなどの仲間が。クレード3には様々な属が含まれ、アオバト属はここに属します。
チョウショウバトは、クレード3に属するとか。日本国内で見られる種の中では、アオバトが最も系統的には近いようです。
 系統的には近くても 生息する環境や場所が異なれば、形態が大きく分化することは非常に興味深いですね。ではチョウショウバトの身体はなぜ小さいのでしょうか、即ちなぜ小さな身体が選択されたのでしょうか?
それを考えることは非常に難しく、現在の人間活動はさらにそれを難しいものにしてしまっています。オープンな環境であれば広く利用する本種。現在はかなり人類によって開発がすすんでしまったため、進化的な時間スケールからこの種の進化を想像するのは非常に困難です。数千年前においても、オープンな環境を利用していたのでしょうか。オープンな環境はマレーシアにおいてはそう多くなかった可能性もあり、太古は熱帯雨林の中でひっそりと生活していたかもしれません。

 This species was really cute and the calls were also good. This pic shows how they taking rests. I wrote the behavior and habitat of this species former. So then let's start the talking about the Phylogeny!
 The phylogenetic tree of Dove Columbidae contains three clades. Green pigeons, Imperial-pigeon and famous extinct species Dodo are grouped in cladeA. Clade B contains New-World dove, like Ground Doves. Clade C contains Turtle doves and Rock doves. Then, which clade does Zebra dove belong? The answer is Clade A. It is really interesting that stocky dove species like Green pigeons and slim species like Zebra dove belonged in the same clade. We know that the adaptation to the local environments affects to the morphology.
 Then, why the small body of Zebra dove was selected? To discuss it is really difficult now, because of the deforestation and the exploitation. Today Zebra dove lives in open habitats like farmland and around the houses. Whereby they possibly not lives in open habitats in the ancient time. I notes that because the open habitats were not enough at low latitude area before exploitations. So when the time the number of human was low, Zebra dove perhaps lived in the rainforests and adapted to the somethings in these forests.

 今回僕が主題としたのは、局所的な環境への形態的な適応です。局所的な環境と一言に言っても様々であり、そこには採餌環境、営巣環境、温度環境などが含まれます。形態の進化が自然選択によって短時間で起こることが近年示され、その顕著な例はやはりダーウィンフィンチでしょう。
 ダーウィンフィンチにおいては、集団中の嘴の形態の最頻値が採餌環境が変化すると共に変わり(外部fig)、その変化が生態学的な時間スケールにおいて顕著に検出されました。

Today I wrote about Local Adaptation and morphology. The examples of local environments on avian are foraging environments, nesting environments, physiological environments and so on. The most famous example of local adaptation and natural selection is Darwin finches.
The research group showed that the frequency of the beak size of a Darwin finch population change rapidly after drought (fig). It indicates that the natural selection affects the beak size and natural selection is a main driver of evolution. Next article, I will write about the Flamecrest as an example of the relationship between morphology and environments.

*reference
Boag, P. T., & Grant, P. R. (1981). Intense natural selection in a population of Darwin's finches (Geospizinae) in the Galapagos.
Pereira, S. L., Johnson, K. P., Clayton, D. H., & Baker, A. J. (2007). Mitochondrial and nuclear DNA sequences support a Cretaceous origin of Columbiformes and a dispersal-driven radiation in the Paleogene.
02
2017

均一な状態へ, ガビチョウ / Put back the time, Chinese Hwamei

CATEGORYガビチョウ
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ガビチョウ  (Garrulax canorus)  Chinese Hwamei  141115  Ibaraki-pref Japan

 現在外来種問題は日本国内に限らず、全世界で解決すべき課題としてあげられています。外来種問題は鳥類に限った話ではありませんが、細菌やウイルス, 植物の種子を一切他国に持ち出さない・持ち込ませないというのは交通網が発展した現在不可能に近いでしょう。
日本国内に現在生息する、代表的な外来種といえばガビチョウが挙げられます。ガビチョウは本来中国東部に生息する鳥類であり、日本はおろか台湾や朝鮮半島にも生息していません(IUCN_マップ)。
なお台湾においては同属のタイワンガビチョウが生息していますが、外来種の移入や環境破壊によってその生息個体数は危機的な状況にあるとか。去年訪れた際も存在を確認できたのは数個体のみでした。

 The problems of invasive species are recognized by not only scientists but also public around the world. The representative avian invasive species in Japan is Chinese Hwamei. Chinese Hwamei distributes in E China(IUCN_map). It introduced to Japan and Taiwan.
Hwamei species doesn't distribute in Japan, However Taiwan Hwamei Leucodioptron taewanum distributes in Taiwan. The number of Taiwan Hwamei was recently decreased because of environmental destruction and probably compete with Chinese Hwamei.
Last year I visited Taiwan. At that time, I watched only one individual and heard the songs of a few individuals.

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ガビチョウ  (Garrulax canorus)  Chinese Hwamei  141115  Ibaraki-pref Japan

 今後更に地球上の生物多様性保全がいかに重要であるか認識されれば、ガビチョウが国内から一掃される日もくるかもしれません(他人事ではいけないのですが)。
日本での居住時間が在来種に比べ数万年短い本種の観察は残念ながら非常に面白く、椅子さえあれば1時間以上飽きずに観察できることでしょう。僕が特に興味がある点は、中国本土のガビチョウと日本のガビチョウとで振る舞いがいかに異なるかという点にあります。
外来種は、移入先での振る舞いと原産地での振る舞いとが異なることが知られています。何故なら、原産地ではこれまで数万年 共に抑圧しあいながら進化してきた生態学的なライバルが存在する一方、移入地ではそれらの種が不在であるためノビノビと生活できることによります。
中国南東部はガビチョウの仲間がひしめく、ガビチョウにとっても激戦区といっていいような場所。中国でガビチョウは、ブッシュの下層以外利用できていない なんてことがあるかもしれません(笑)

 サイエンスライターのエリザベス・コルバートの解釈「長い時間をかけて種分化が起こった地球上の生物相を、現在人間は均一な状態に戻している」は非常に印象的です。つまり、これまで日本, 北アメリカ, ユーラシア大陸東部などそれぞれの地で、それぞれの進化の歴史を経て現在の生物相が形成されてきました。よって僕たち日本人が海を渡れば見たことのない鳥達に囲まれることができる訳です。しかし人為的移入により、現在進行形で地球上の生物の分布が"均一な状態" に向かっている。そう警鐘を鳴らすコルバートの主張が、より多くの人の耳に入り理解されることを願っています。

 The evolutional history of Chinese Hwamei is different from the Japanese avian species. So the behaviors of it are interesting for me. The thing I wanna know most is the ecological differences of this species between Japan and China. It is known that the invasive species exhibits ecological differences between the introduced places and the origin. Why? It's simple because there are no competitive species in introduced places! I wrote former no Hwamei like species distributes in Japan. However, a lot of such species distributes in E China. So I hope to see the behavior of this species in origin place.

 The interpretation by Elizabeth Kolbert published The Sixth Extinction was impressive. Her interpretation described that human put back the time and the biota throughout the world becomes similar contrary to the radiation. The evolutional history of wildlife in Japan, China, North America and so on are difference. So we can watch the impressive birds, insects and mammals when we visit other countries. The introduction of organisms break the biological community, evolutional history and the impression of birding! I hope you to have the interest for such problems.

*reference
Elizabeth Kolbert(2015) The sixth extinction - (和訳本) 6度目の大絶滅
02
2017

マングローブ林, ナンヨウショウビン / mangrove forests in Plau Ketam, Collared Kingfisher

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ナンヨウショウビン  (Todiramphus chloris)  Collared Kingfisher  160403  Plau ketam Pen Malaysia

50を超える亜種がこれまで記載されている種として知られているのがこのナンヨウショウビン。
今年訪れたのはマレー半島西部に浮かぶケタン島。そこには亜種T. c. humiiが高密度で生息しており、人の生活のすぐ脇で採餌を行っていました。
ケタン島は中華系の人達が島に移り形作った街があり、街の道路の下は干潟 周辺をマングローブに囲まれていました。印象的なのはゴミの多さでありますが...。

Around 50 subspecies of Collard Kingfisher are recorded. It is surprisingly large number.
In 2016, I visited Plau-Ketam island near Pen Malaysia. At that island, the density of Collard Kingfisher was high and I enjoyed watching the behaviors. The subspecies distributes in Plau-Ketam is T. c. humii, this subspecies doesn't show the sexual dimorphism.
I know that some subspecies exhibit sexual dimorphism and I wanna know why such differences between subspecies are maintained.
The feature of environment at Plau-Ketam is mangrove and tideland. I observed a lot of crabs and goby. And there were a lot of garbages. It was really sad things because some garbages covered the tideland.

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ナンヨウショウビン  (Todiramphus chloris)  Collared Kingfisher  160403  Plau ketam Pen Malaysia

ナンヨウショウビンは主にマングローブ林で生活をするカワセミの仲間。"主に"マングローブ林で生活していますが、マレーシアではかなり内陸に入り込んでいる場所もあるようです。
ケタン島のような島嶼部において、彼らの分布を決める鍵は「他種の存在」ということが知られています。他のショウビンが島内にいる場合ナンヨウショウビンはマングローブ林のみに、他のショウビンが存在しない場合は島の内部まで分布しているとか。このように、競争者の存在がある種の分布を制限し、かつあるエリアから排除してしまうような生物現象は"競争排除"と呼ばれています。
ナンヨウショウビンはマングローブ林においてエビやカニ類を採餌している種。トカゲや昆虫などを専食している種が生息している環境では、"よそ者"のナンヨウショウビンは競争に負けてしまうのでしょう。
採餌はオープンな場所からマングローブの密な場所まで様々な幅の環境で行い、見ている間は主にカニを採餌し 稀にハゼも採餌しているようでした。

Collared kingfisher lives mainly in mangrove forests. And it is known that they distributes in the stream that 40km away from coasts.
Collared kingfisher is a good example of "Competitive exclusion". Some islands there are no competitor, Collard kingfisher distributes all over the islands. However some islands there are competitors, they distributes only near the coastal area.
Why? I guessed that Collared kingfishers forage mainly crabs and shrimps at coastal area. So in the other types of forests their foraging efficiency becomes low. So they lose the competition and are excluded from such areas.

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本記事の最後のトピックは「ケタン島」について。Map中央の灰色のアイコンがその位置を示しています。
カニ好きの友達が海の生き物が非常に良いから行きたいという訳で訪れました。
クアラルンプール周辺で鳥を見た訳ではないので本土との比較という部分は弱いですが、かなりオーストラリア区の要素が強いように感じた島でした。
現在実家に帰ってきておりフィールドノートがないので全ての種を列挙するとなると面倒なのでしませんが、ノドアカタイヨウチョウ, マングローブヒタキ, シロボウシオウギヒタキ等25種ほどを観察できました。
中華系の街ということで料理も非常に美味く、昼間から鳥見休憩にのむビールも最高。日系はおろか欧米系の観光客はほぼおらずかなり見られるので 一人で行くのはオススメしませんが、友人や家族とクアラルンプールを訪れた際は一度訪れてみるのも良いのではないでしょうか。

The last topic of this article is about the "Plau-Ketam island". The icon colored gray indicate the island.
I visited this island April 2016 with my friends. One my friend he loves Bentos said this island is good area for observing crabs.
I really enjoyed birding at that island. I didn't watch birds at Kuala Lumpur but Kuaratenberin that around 100km away from KL so it is not easy to compere the biota between island and mainland.
I observed 25 species at that island. For example White-throated Fantail, Copper-throated Sunbird, Olive-backed Sunbird, Mangrove Robin and Common Redshank.
Chinese built the town at that island, so the dish was really good! I enjoyed drinking tiger beer during daytime. When you visit Kuala Lumpur, you can visit this island easily so how about visiting? I think it will be a good experience for you.

*reference
MacArthur(1972) Geographical ecology
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